任意後見制度と3年後を考える

任意後見制度の研修会や地域の高齢者と今後の準備を考える会合に出席してきた。任意後見についてはまだ体や精神が丈夫なうちに、もし認知症になって自分で判断できなくなったときに備えて、その時に後を頼む人を決めて(任意後見人)、代理でやってもらうことを決めて契約を結び、更に公証人役場で公正証書にしておく制度。任意後見人は家族でもいいし、行政書士などの専門家でもいい。家族の場合は報酬はあまり問題ないと思うが、認知症になったときは任意後見人が適正に頼まれた仕事をやるかどうかを監督する人を裁判所に選んでもらう。身寄りがない人などは結構使える制度かなと思った。安否確認の見守りとか、亡くなった時に備えての遺言書の作成や亡くなった後のお葬式などの死後の事務委任の話があり興味を持った。身寄りがなく亡くなって行政が最後を取り扱う事例も増えているようだ。日本も令和時代になり、昭和の時代と世の中の仕組みがだいぶ変わってしまった。
地域の高齢者と今後を考える会合はみな80歳以上の方を最高にご婦人が集まって3年後の自分はどうしているかを考えてもらった。病気になっているか、誰に面倒を見てもらえるか。施設の費用はどうするか。費用の資金は銀行のどこの支店にあるかなど書き留めてもらい、時間の経過とともに変化した場合は書き直したりする勉強会するものだった。皆真剣に対応していた。高齢化社会の問題に対応したそれぞれの研修会勉強会であった。