知床半島の海難事故

コロナ禍の終息が期待され、ようやくマスクなしで活動できるかと思った矢先、ゴールデンウイーク前にまた痛ましい事故が起きてしまった。3歳の幼子や結婚の約束をしてこれからというカップルもいたとのことである。まだ希望は捨てず生き残っている方がいることを願うばかりである。
私も夏子供たちを連れ、レンタカーで旭山動物園から阿寒湖、霧の摩周湖大鵬の弟子屈、知床半島から羅臼、国後を見て斜里町、網走などを1週間ほど旅した。漁船でオホーツクの海で釣りを楽しんだが、しばらくするとうねりで船酔いしてしまい、釣りどこでなく早く岸に帰りたくなった。天候がは普通だったと思うが、ある時は穏やかな海も天候の急変で顔を変え、ましては地面でなく、海である。事故後運営会社に国土交通省かどこかの国の特別監査が実施されたというが起きる前に予防的な監査はできなかったのかと思う。話は異なるが、公務員時代に電気工事の登録業者や電気器具の販売業者の行政の立入検査や指導をした 。相手は色々言われ面白くないが、何年に一度検査があり、指摘されないように自覚することもある。今回は過去に事故歴もあるようだし、またコロナ下で観光業は経営が大変であろうが、誰に言わせても安全安心に優るものはない。天候不安なら運航しないこと。運航業者や管理する行政も、安全運航の決まりを作り、掲示するだけでなく、実際に末端にいきわたらせることが今回犠牲になり、今後の人生を奪われてしまった方へ報いる道であると思う。