不思議な国

コロナの非常事態宣言に関連して一人10万円の給付がされることになり、5月から申請が始まった。マイナンバーカードによるオンライン申請が混乱していて、間違った申請やパスワードを忘れて、支給する市役所では大変な事態になっているようだ。書類の訂正やパスワードの再設定などで支給は遅延しそうだし、市役所こそ密になっている。手続きは世帯主や家族振込口座がしっかりしてれば問題ないと思うが、マイナンバーにパスワードが必要とは思わなかった。写真付きで身分証明に便利だが、パスワードは銀行や色々のカードのパスワードがあり、分かりにくいもの、定期的に変えろというものだからこんがらかってしまう。よほど几帳面でないとるので忘れてしまう。税務申告のオンラインでどのくらいの人がやっているのか。読み取り装置、リーダーと聞くと敬遠する年配の人が多いと思う。マイナンバーも取得しているのは20%程度の現状でうまくいくと思っているのか。国会議員で自分で申請できる人がどのくらいいるのか。
ドイツはコロナによる損失の給付金140万が数日で振り込まれたという。カードに色々な情報が集積されているので本人確認がスムーズにできるようだ。日本も外国の制度を取り入れるのはいいが、それが徹底して浸透しない。住民基本台帳カードも昔もらったが何の役に立っているのだろう。莫大な費用でシステムを作ってもその時の担当者が頑張るだけで、利用されず活用されず、いざというとき役に立たない。そして3等国に落ちていく。なんと不思議な国だろう。