不思議な国

コロナウイルスの対策が政府から発表された。学校の一斉休校、大規模な集会などの取りやめ延期などが要請された。共働きや片親家庭や近くに預かってくれる祖父母などいない家庭など大混乱だし、父母の勤め先が自宅で仕事のできる企業はいいが、介護や病院のスタッフ、保育所などでは休めばそちらの運営にも支障をきたすし、働く場所が閉鎖されたら臨時の職員などの給料はもらえなくなる。ウイルスの感染の実態や経路も判明しない。14日の期間を置いて陰性で自宅に帰ったらしばらくしたら陽性になったとか発症したとか、どういう対策が必要有効なのか手探りのようであり政府内部でもいろいろ意見があるらしい。患者が増えずに収束しないと世界経済はどうなるのか今年東京で行われる一大行事の実施に影響する。
そんな中注目しているのは3月2日から4月6日までの休校要請とは別に独自の方針を出した市などがあることである。新聞では太田市や金沢市があげられる。共働き家庭の子供を放課後預かる学童保育所の開所や拡充を図る市が出ている。群馬では渋川市や前橋市などが報じられている。市民との距離の近い市町村は当然に対策を行うだろう、政府の方針に欠けていくところを少しでも補い混乱を防ぐことが求められている。こうした経験は何かの災害が起きた時の今後の教訓指針となるだろう。