雑感録

1853年伊勢崎で生まれた郷土の振興や教育に貢献した石川氏に関する資料を昨日いただき見て感動した。若くして勉学に励み教育者となったり行政官として郡長を経験し戦前伊勢崎町長になった。公民館や図書館や今の高校などの前身を作られた。地域の意見をよく聞きそれを実現した。伊勢崎町長になってからは職員に方針を定め徹底した。親切にすること、業務をよく知り各課の連携をとって住民のためになること。現在にも通じ、いやそれ以上の気持ちのこもった考えだった。よらしむべし知らしむべからずの時代にだ。仕事柄行政に聞くことが多いが、いくつかの課にまたがることが多く、次々に行っているうちに訳が分からなくなる。窓口一本化で一つのところで説明してくれないのかと思ってしまう。職員も自分の担当部署だけを守る意識が強くほかの課の仕事には無知のためこちらの言うことが理解できないことが多い。石川氏の言葉をよくかみしめるように言いたい。工事の騒音や振動でも自ら出向いて住民がどれだけ我慢してるかを実感し業者を指導することはできないのか。中でデータやパソコンを眺めていて行政の権威や住民の安全は守れるのか。事件が起こって慌てふためくのでなく、予測してほしい