なんとなく

色々な事件が世をにぎあわせている。自動車会社の自動車の検査とか障碍者雇用事業所の倒産や補助金問題。かって建物の耐震偽装問題。その時知ったのは性善説で法律や制度が作られている。行政が建築確認などの主張をされたときの反論。不勉強だが初めてその論理を知った。しかし世の中には法律や制度の抜け穴を利用して儲ける人もいるのではないか。確か水戸の偕楽園に行ったとき当時の学問する目的に人はもともと性悪であるからそれを直し、善い人間になるために学問をするのだという趣旨から名前が付けられた教室があった。なるほどと思った。高き理想や目標を追うことは大事なことだが、それを担う人材、善い人になるための努力や事件がおきてから右往左往し、記者会見で「申し訳ありませんでした」と謝る風景はやめにしたい。理想と現実のギャップをなくし、外国の物をそのまま取り入れるのではなく、かって我々の先人、明治人や江戸人が行ってきた和魂洋才の精神が必要ではないか。