出会い

今更だがこれまでを振り返ってみるとかなり幸運に恵まれたと思う。やはり悩みどうしたらいいか自分なりに考え、努力する。そうしたときやはりいい出会いがあると思う。まだ3、4歳のころ。保育園のころ、小学校、中学校、高校、大学、職場、自分の行く末を心配してくれた友人や恩師との出会いがあった。大学紛争の拠点であった学生寮から退去するように大学や親から言われたが、言うことを聞かなかった。もう大学を退めようと思った。その時クラスの友人を介して担任教授から会いたいという連絡があった。
何を言われたか覚えていないが、寮の友人たちを裏切ることになるが退寮を決意した。翌年父が死去し1年後大学を卒業し地方公務員になった。20年後位にクラス会があり教授も出席されたので当時お世話になった旨を話したが覚えていなかった。自分の定年退職後卒業後40年近くなってまたクラス会があった。教授は体調が悪いと欠席された。当時使者をつとめてくれた友人に話した。そんなことあったねと覚えていてくれた。1年後クラスの友人から教授の訃報された旨のメールが送られてきた。鹿児島出身で奈良で亡くなった。新聞に載っていた。あの時の出会いや説諭がなければ今どうなっていただろう。出会いの大事さ不思議さ。